高橋和巳著、「消えたい」
”虐待された人の生き方から知る心の幸せ”
を読みました。
川島和正さんのメルマガで知りました。
黒子のバスケ脅迫事件の犯人が、これを読んで
「別人になった」という程衝撃を受けたそうで、
ソレを知って読んだ川島さんも
かなりの衝撃を受けたようです。
川島さん効果なのか、在庫が切れていて
なかなか手に入らず待ち遠しかったのですが、
僕もついに読みました!
精神科のお医者さんが書いた本です。
小さいころに育つ際、
世間とズレたままの「感覚」しか知らないまま大人になると
「感覚」を世間と共有できないので疲れてしまう。
その結果、いろいろな症状が出る。
ひどい場合は、
大変なうつ病になって起き上がれない、
他人の視線が怖くて生活できない、
「監視されている」といった妄想が強く生活できない
などといった症状が出るのですが、
医者も「普通の人」を見ている前提で診断するので
(9割以上の人は、それで当てはまるそうです)
数%の人に対しては誤診しやすく、
受診して貰ったクスリが効かず、鬱が改善しない。
妄想が改善しない。
といった事が起きるそうです。
「ふつうの鬱病」
「統合失調症」
「自閉症スペクトラム」
などに症状がソックリで、「誤診」されることが
多く、改善せずに困っている人が多いそうです。
改善方法としては、
まず「睡眠」を毎日定期的に
ちゃんと取ることが大切だそうです。
例として出てきた患者さんは、
小さいころから
「親に呼ばれたとき、すぐに行かないと叩かれる」
という生活を送っていたため
数十年生きてきて、「連続4時間以上」
眠った経験がなかったそうです。
(熟睡してしまうと、呼ばれても反応できずに叩かれるため)
意識が完全に途切れた経験がないので、
日付の感覚が薄く、「何日前」といった感覚が
「わからない」状態だったそうでした。
そりゃ疲れますよね・・!
しかし、本人としては生まれてからずっと
「グッスリ眠った」事がないため
それが当たり前だと思っていたようです。
本の中に出てくる人達の例では、分かりやすく
極端な話も多いのですが…、
「世の中を、冷めた目で見ている」
「’熱い人’を見ても、そもそも理解ができない」
そんな人には、
衝撃的な一冊になるかもシレマセン。
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僕自身も以前、視線恐怖を感じて困っていたのですが
理解が深まりました。
| ノ ヽ ( i )))
/ ● ● | / /<著者の洞察力に
| ( _●_) |ノ /驚かされたクマ
彡、 |∪| ,/
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